院長のひとくちメモ

44. リウマチになったら将来どうなるか(予後を予測できるか)

リウマチの発病のしかたはさまざまです。
多くは最初少数の関節痛から始まり、次第に全身の関節へと広がります。
なかには発熱を伴い突然に多関節の腫れで始まることもあります。
しかし、このような初期の症状で(発病時重症であろうが軽症であろうが)予後を予測することは出来ません。
初期症状にかかわらず大きく分けて次の三つ型に分けられます。

1. 単周期型
二年以内に完全寛解になりほぼ治ったようになる型。30%前後にみられます。

2. 進行型
1. とは逆にどんな治療にも抵抗し病状が急速に進行し大きな障害を残す型。25%前後といわれています。

3. 多周期型
症状の悪化と寛解を繰り返し次第に進行していく型。50%前後です。

関節リウマチと症状

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