院長のひとくちメモ

48. 高齢発症リウマチ患者さんの治療の悩み

85歳で発病した患者さんがおられます。
典型的に両手、肘、肩、膝、足の関節が腫れ痛みで身動きもむつかしい状態で来院されました。
しかし、高齢のうえ、腎臓の機能が悪く、慢性閉塞性肺疾患をもつておられました。

このような患者さんは各種の抗リウマチ剤を使用すると非常に副作用が出やすく、生命の危機にさらされることもあります。
このような場合はステロイドホルモンが最も安全と考えます。
少し顔が膨れても(満月様顔貌)そのほうが安全です。
リウマトレックスなどを平気で処方される先生がおられますが控えるのがよろしいと考えます。

リウマチの治療

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