院長のひとくちメモ

62. リウマチも早期診断、早期治療が重要となりました

リウマチは発病早期には進行が遅く、10年を過ぎて急速に関節破壊が進むと考えられていました。
ところが、最近では発病早期の数年で急速に進行し、10年を過ぎると緩やかに進むことがわかってきました。

治療でも有効な薬がなかったため早期診断、早期治療が軽視されたのかも知れません。

最近では、治療法が進歩しメトトレキサートを早期から使用し、コントロールが不十分なら、7種類の生物学的製剤やヤーヌス阻害剤を駆使して大部分の患者さんを寛解(薬を使用していれば治癒したと同じ状態)や低疾患活動性(病気が非常に軽い状態)に導くことが可能となりました。

リウマチの治療

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