68. 超高齢発症リウマチ患者さんが寝たきりにならないために
最近では80歳前後の高齢で発症するリウマチ患者さんが増えてきました。突然に発症し全身の関節の痛みのため身動きも容易にならなくなります。 このような患者さんは可能な限り早く痛みをとってあげないと寝たきりになります。ひとくちメモ48 でも触れましたが高齢者は腎臓、肺などに合併症が多く治療の選択肢は限られてきます。 リウマチのアンカードラッグとされるメトトレキサートも使用が困難な例が多く、ステロイドも比較的安全ですが十分効果が得られない事もあります。 このように治療が困難な場合でも、生物学的製剤が比較的安全に使用でき、日常生活を取り戻せる患者さんがいます。もちろん、事前の詳細な検査が必要です。