院長のひとくちメモ

37. 関節痛のないリウマチはありません

関節に全く痛みなどの症状がなくても、また一箇所の関節の痛みのみや、痛みが発症してまだ数日であっても、検査で異常がみられるからリウマチと診断され、多彩な副作用がある抗リウマチ剤を処方されている患者さんがしばしば見られます。
リウマトイド因子、抗ガラクトース欠損IgG抗体、MMP-3、抗CCP抗体(この抗体だけは、まだ保険適応がありません)などの検査です。
これらが陽性であれば将来リウマチが発症する可能性はありますが早期リウマチの診断基準さえ満たさない時期に抗リウマチ剤を投与すべきではないと考えます。
※2016/4/1追記:抗CCP抗体の検査は平成19年より保険が適用されるようになりました。

リウマチの診断

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