院長のひとくちメモ

58. 最近嘆かわしく思う事

両手足の関節が痛くて日常生活もままならない患者さんが数軒の医療機関を回り原因不明といわれ、今年になり4人来院されました。拝見すると両手指、両手、両足指など十数個の関節が腫れあがり一見してリウマチとわかる患者さんでした。

検査でリウマチ因子や抗CCP抗体が陰性でレントゲン写真で骨に異常がないからリウマチでないといわれたとのことです。
持参したこれらの機関で受けた検査結果ではCRP(炎症反応)は強陽性でした。関節は一度も触らずパソコンの画面を見るのみの診断であったそうです。

早期診断基準にもあるように関節所見と発病からの期間だけでも診断できることがあります。
ひとくちメモ36でも述べましたが必ず関節の触診は必要です。

リウマチの診断

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