院長のひとくちメモ

57. メトトレキサート(リウマトレックス、メトレート、メトトレキサート)

日本では8mgまでの使用量であったのが16mg(欧米では25~30mg)までの増量が認められしばらくたちます。増量で多くの患者さんに、より高い効果が認められるようになり喜ばしいことです。しかし、有害事象(副作用)には更なる注意が必要です。このため投与前の検査義務が厳重になりました。なかでも、B型肝炎と結核に対する検査は必ず必要です。
B型肝炎の抗原、抗体検査は必須であり、既往感染患者さん(すでに治癒しており、特殊な治療を受けない患者さんでは全く心配ない)でも本剤投与中は常にウイルス量の測定が必要です。結核もツベルクリン反応やこれに準じた検査が必ず必要です。

リウマチの治療

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