院長のひとくちメモ

22. 手根管症候群

示指、中指を中心に、母指、環指の半分〈図の如く〉のしびれや痛みで発症します。
これらの症状は夜間に増強し、手を振ることにより軽快することがあります。
また、長引けば母指球〈母指の付け根の筋肉〉がやせてきます。手首にある手根骨と手の屈筋支帯で作られる手根管(トンネル)の中で正中神経が圧迫障害されるからです。

多くは原因不明で女性に多発します。
まれに関節リウマチの初発症状として、ときには経過中合併症として発症することがあります。
大半は対症療法で軽快しますが時には手術を要します。

様々なリウマチ性疾患

院長のひとくちメモ トップへ