院長のひとくちメモ

18. 非ステロイド性抗炎症剤(NSAIDs)の分類

化学構造式、ドラッグデリバリーシステム〈薬の吸収の様式〉、薬効の持続時間、最近ではCOX-2選択阻害による分類がなされています。実用的でありまた、知っておくと便利なことのみを述べてみます。
持続時間の長い薬は一日一回の服用でよく便利がよいのですが、副作用がでた時はこれが長時間続きます。
したがって、高齢者、腎機能障害者など薬の排泄に時間がかかる患者さんには不向きです。
一方、若くて忙しい内臓に障害のない患者さんには便利です。
薬効が短くなるほどこの逆のことが言えます。
具体的に薬剤名を示します。
長時間型、バキソ、フルカム、チルコチル、中間型、モービック、レリフェン、クリノリル、短時間型、ロキソニン、ペオン、ハイペン、ブルフェンなどが代表的なものです。
COX-2選択阻害剤については19で述べます。

リウマチの治療

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