院長のひとくちメモ

43. 身体障害者手帳作成時の注意点

すでに、ひとくちメモ12で述べていますが、さらに具体的に実例を示してみます。
最近実際に経験したことです。

症例1. 両膝の人工関節置換術をうけ、さらに両手の関節が固まり、両指の変形が強い患者さんが来院されました。
ある整形外科で3級の手帳を交付されていました。人工関節の話だけ聞き診察をしなかったためです。手の障害を評価して、総合的に判断すれば1級になります。

症例2. 左の膝関節が固まり、両肩、両肘、両指が不自由で右手の関節が固まった患者さんも同様に膝の評価のみで4級になっていました。正式には2級でした。
このような経験がまれではありません。2級以上と以下では大きな違いがあります。リウマチの患者さんでは特に注意が必要です。

リウマチの周辺

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