院長のひとくちメモ

45. 抗リウマチ剤の副作用について(最近思うこと)

抗リウマチ剤に副作用のないものはありません。
リマチルの蛋白尿、皮膚炎、アザルフィジンENの皮膚炎、肝障害やリウマトレックスの肺臓炎、肝障害、骨髄抑制などです。
しかし、さほど頻度の高いものではありませんが効果の期待できるほど副作用も多いといえるでしょう。

とはいえ、これらの副作用については可能な限り説明をする義務があると考えます。
頻度は少ないとはいえ命にかかわることがあるからです。
特に、リウマトレックスでは重篤な副作用のため多くの方がなくなっています。
すでに、リウマトレックスを投与されていながら当院を受診された患者さんに復習の意味で説明をするとまったくそんなことは聞いていないといわれる患者さんの多いことに驚かされます。
副作用を恐れすぎては適切な治療はできません。
しかし、十分な知識と心がまえがあるかないかではおおきな違いが生じると思われます。

リウマチの治療

院長のひとくちメモ トップへ